BSCの役割

BSC(キャプラン=ノート)

経営トップに対して企業のビジョンや戦略を、一貫した業績指標集合に翻訳する仕組み

BSCの中心概念

「戦略」

・構想:戦略のマネジメント

戦略→コンセンサス→改善→次の戦略

BSCの役割

「原因と結果に関する仮説の集合」である戦略を、周知の4つの視点における財務的かつ非財務的指標を通して浸透させること

・運用

戦略と業績評価指標とのリンク

戦略と指標とのリンク(3つの原則)

@両者の因果関係の原則

A成果とパフォーマンス・ドライバーとの結びつきに関する原則

B財務的なものへのリンクの原則

→企業組織階層の最上部から現場の従業員の最下層のレベルに至る道筋を戦略を実行するプロセスとして描き出す

BSCのバランス

具体的な計画・予算を練る前に、目的達成のためのシナリオ(戦略)作成段階で事前のシュミレーションを遂行しておくこと(フィードフォワード・コントロール)

 

<参考文献>

大下丈平「現代経営と管理会計」『企業会計』Vol.55,No.5、中央経済社、20035